Faster pussy Punkets!!!
僕は兎に角女の子バンドが好きで、パンク・ロックの一番かっこいいところは、
女性バンドが多いところだと思うのです。
ロックはマッチョな音楽です。
パンク・ロックはロックに対するアンチテーゼから始まったものですから、
女性バンドが多い、女の腐ったような男性バンドが多いのはパンク・ロックの本質のひとつといえましょう。
てなわけで、「パンク・ロック通過後」の「女性が中心メンバー」のグループ、シンガーを
ポップからハードコア、ロックンロールから前衛までドカンと紹介。
tittle/sleeve | link ( は試聴リンクです) |
review |
AU PAIRS - Playing with a Different Sex (1981) |
レズビアン・フェミニスト、レスリー・ウッズ率いる、闘うニュー・ウェイヴ・ギター・バンド。 音楽的にはGANG OF FOURとGIRLS AT OUR BESTの中間をいく感じで、それらと比べたら地味だけど、とてもいいバンドです。 のちのライオット・ガルルルルズの走りですかね。 |
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Avengers,the - s.t LP |
Ibelieve in Me Fuck You Open Your Eyes We are the One goo music!(日本語サイト) |
とにかくルックスがかっこいい、これ重要ですよね。 サンフランシスコ出身、77年結成。 セックス・ピストルズのウィンターランド公演でオープニングを務め、 アメリカン・パンクスの間で大ブレイク。 スティーヴ・ジョーンズのプロデュースでS.T epを発表するが、内部分裂により解散。 その後、ボーカルのペネロープは、カントリー・シンガーへ。 で、このアルバムはCDプレゼンツというレーベルが、80年代に発表していたAvengersのディスコグラフLP。 90年代頭ごろまではよく見かけたけど、最近ではこれのブートまで出回ってました。 現在、ペネロープ女史のオフィシャルサイトにて、CDRフォーマットで販売されている模様。 内容はというと、Car crashとかWe are the oneとかイケイケな曲が皆さんお好きなんでしょうけど、僕はSecond to none(スティーヴ・ジョーンズ作曲で、Professionalsのアルバムに歌詞違いで収録されてます。),Corpus christiあたりの切ない曲が好きですね。 |
BLONDIE/S.T |
まあ、パンクってのとは違うっていうか、なんの関係もないんですけど、パティ・スミスとかテレビジョンとかまかりまちがってパンクと呼ばれた、ただのロックバンドより全然音楽としていいですよね。 この人たちは60年代のポップスやロックにルーツをもつニューウェーヴ・バンドと解釈するのが相応しいでしょう。 |
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Dance Hall Crahers |
Shelly |
これがでた頃には、ブームも一段落去って「メロコア、スカコア? プ」ってな状況でした。 他ならぬ僕なんかも、そんな感じだったけど、これだけは例外的に大好きでした。 というのも、この人たちの場合、NOFXやラグ・ワゴンに代表されるメロコア一派の能天気っぽさはなく、大味ながらも甘くせつないUSパワーポップ臭さがあるんですね。 サンフランシスコに遊びにいったときに、地元のレコード屋でもガンガンプッシュされていて、ちょっとしたローカル・ヒーローでした。 いわずとしれた、元OPERATION IVYです |
Damone - from the attick CD |
WEEZERフォロワー的に言われてるし、本人たちもあっさり認めてるらしいけど、WEEZERの場合パワーポップやろうとしても、根がメタルなんでついつい地が出てしまう天然の味。 ようするに、カッコよく見せようとしてカッコ悪いのが 売りなんだけど、 この人たちは、ルックスからして田舎ハードロッカーな地丸出し。 ダサさをさらけ出すカッコよさなんですね。 昔、モトリー・クルーの香具師が、ラズベリーズだのバッドフィンガー、スゥイートだのを愛聴盤を挙げていたんですけど、 ハード・ロックとパワーポップの親和性というか紙一重ぶりの証明といえましょう。 スラッシュ・メタルとかクロス・オーヴァー以前にあった根深いモノと現在を線ではなく点で結んだ芸術的結晶。 |
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ELECTRIC DEADS Mind bomb ep Released 1983. |
初期パンクファンにもハードコアファンにもお馴染みのデンマークのバンド。 まあ、パンクからハードコアへの橋渡しを経て渡り終えた感じの音かな。 なんかせつない感じがして、私は好きです。 |
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EXCESSORIES Pure Pop For Punk People |
S-U-M-M-E-R.mp3 | ex-muffsのメラニーが結成した、ネオ・パワーポップ(70's のパワーポップと区別するために勝手に作った造語)バンド。 muffsより全然最高すよ、ブロンディのカバーもバッチリ聴かせてくれます。 |
Girls at our best |
小山田圭吾が絶賛していたとかで、90年代ころ俄かに再評価された、ニューウェーヴ・バンド。 たしかにアノラッキィ(死語)な要素はありますね、あるけど違うんだよなあ。 僕はTeenage fan clubとかあの手の流れの90'sのインディ・ロックが大嫌いで、周囲の人間がそっち方面に流れ始め、寂しさと疎外感のあまり叫びそうになった苦い思い出が詰まった、苦いけど甘いサウンドトラックです。 ちなみにVinyl Japanから編集CDがでています。 |
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kirsty maccoll - essential collection CD |
なんでこんなのここで紹介すんだよって人も多いでしょうから、 ポーグスのfairly tale of new yorkでシェーンとデュエットしていた、 Rachel sweetのレーベル・メイトと紹介しておきましょう。 今現在、音楽用語で「ポップ」と形容されるものって、全然ポップじゃないですよね。 だって、世間的には、20/20聴いてる香具師でも立派にマイノリティですよ。 B'Zみたいなのが、世の大衆にポピュラリティを得ているんだから。 で、思うんですけど、「ポップな」という形容詞の意味するところは、「ポピュラリティがある」ではなく、「60年代ポップス風の」っていう意味ですよね。 しかし、この人の場合、ポップかつポピュラーでありえた稀有の存在ですた。 合掌。 |
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Nikki&the Corvettes - S.T LP |
これは嫌いな人も珍しいでしょう。 なんていうか手作りのランナウェイズって感じしますね。 いそうでいないタイプのバンド、しかもその理想形だから文句なしです。 |
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Rachel Sweet - Fool Around 1978 LP |
ディーヴォを輩出したオハイオ州アクロン出身の女性シンガー。 79年のデビュー当時15才の若さで、 彼女はすでに10年近いキャリアを持つ大ベテランだったのです。 すでに、オハイオ・ローカルで数枚のシングルを発表していた彼女は、 スティッフ・レーベルのオーナー、リアム・スタンバーグに見出され、 イアン・デューリーのバック・バンド、ブロックヘッズとともに 録音したのがこのアルバム。 といって、パブロック特有のR&B的な泥臭さはなく、 パンク・ニューウェーヴというフィルターを通した、 良質な60年代ポップといった趣ですかね。 ライヴでも、スタジオ盤と寸分違わぬ張りのある声は ボトムラインでのライヴ・アルバムでも楽しめます。 これに入ってる、コステロのカバー、alisonがまた最高です。 |
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Slits,the - cut LP |
なんかこう、徹底的にアヴァンギャルドなんですけど、子供がおもちゃ箱ひっくり返して遊んでるような無邪気さがあります。 こういうのをパンクだとは思いません。 思わないけど、こんなことをやっても許される状況を作ったのはパンク・ロックだったと思います。 |
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Teenage jesus & jerks - S.T CD |
10代前半から、コントーションズ、DNAをはじめとする、ノーニューヨーク一派と活動していたリディア・ランチの、"ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ジャークス"時代の音源集。 ちょっと聴くに耐えないところもあるけど、このインパクトと剥き出しの衝動性に失禁してちょ。 |
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X-RAY SPEX |
タイトルに偽りありっていうか、ここで紹介されてるバンドのなかで、本当にパンクと呼べるのはこの人たちとAVENGERSだけでしょうね。 パンクってのは音楽スタイルですから。 サックスが絡むのが当時の空気プンプンなんですけど、 管楽器入っても、ちっとも明るくも楽しくもないのも当時の空気でしょうね。 ちなみにVoのポーリーンたんは後にクリシュナ教のデボーティになったそうです。 日本でいえば、景山民夫みたいな感じですかねー。 |
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